■本紹介
◇「砂の旅人(上・下)」 大沢在昌
幻冬舎文庫 上下各¥720 (上)487P (下)469P
雨が降り続いている、そんな時にはお家でゆっくり本でもどうぞ。
ーあとがきよりー
(上)
暴力団組長の子供ばかりを狙った猟奇殺人が発生。
警察庁の上層部は内部犯行を疑い、犯人を極秘に葬ろうとした。
警察庁の女性キャリア・時岡は、かつて未成年の容疑者を射殺して警察を追われた<狂犬>と恐れられる元刑事を、この不条理な捜査に駆り出そうとする。
<狂犬>は、千葉の港町を出て、ふたたび街へと戻る決意をするが……。
(下)
殺された組長の子供は皆、喉に携帯電話を押し込まれていた。
暴力団員は、中国人マフィアの仕業と勘違いして暴走。血が血を呼び、全面戦争に発展していく。
機動隊が緊急配備され騒然とする中、警察庁の女性キャリア・時岡は、ついに<狂犬>に拳銃の使用を許可する。
新宿を舞台に、心に傷を負った男の生きる姿を描いた、ハードボイルド巨編。
「北の狩人」の続編にあたる小説。
とはいうものの登場人物の佐江と、舞台が新宿という点が共通しているだけで主人公は別物。
設定としては異色で、主人公が殺人犯を撃ち殺してしまった元刑事。
この猟奇殺人のおかげで、彼はまた警察組織に引っ張り出されてしまう。
なぜ今さら主人公が駆り出されなければならないのか??そこにはどんな裏があるのか??という点は読み応えあり。
ただね…ただですよ。
そこだけ…。
肝心の犯人の殺人の動機づけに説得力が欠けるのでは??それと警察組織の対面を守る為っていうのもなんかネ、しっくりこないなぁ。
読後感としてはしっくりこず、ムズムズとむずがゆいって感じで…
オススメランク(約5段階)
☆☆☆☆☆
「北の狩人」はいい感じだったので、そちらと比べるとがっかり感が残るなぁ。
梅雨時のしっとりした感じの午後には合わないものをオススメしてしまいましたネ(笑)
こんな午後は落ち着いた感じの詩画集とか、エッセイなどの方がいいですネ。
それをハードボイルドって………そんなオイラに
カンパイッ!(*'v'*)
追伸:本の上下とかって並べたりするとおもしろいヨネ。あとは背の部分とかつながってたりしてサ。でも今回のは怖ッ。
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